--2004/09/22----------
◇『ぬちぐすい(命の薬)』というストローク
ちょうど1ヶ月前、私は沖縄県の八重山諸島を訪れていました。
一人旅+現地の知人と合流というプランで数日間を過ごしました。
沖縄には「ぬちぐすい」という言葉あって「命の薬」という意味なのだそうで
す。どうやらそれは心や体が喜ぶものの総称のようで、人によっても違ってい
て、おいしい手料理だったり、暖かなかかわりだったり、美しい風景だったり
すると聞きます。今回の旅で、私もたくさんの「ぬちぐすい」をもらいました。
美しい自然に身をゆだね包み込まれ、肩の力を抜いて素のままの自分に戻る。
地元の知人やそのお仲間たちと、童心に戻って遊ぶ。
みんなでおいしい地元の食材の料理をおなかいっぱい食べ、泡盛を飲み、夜遅
くまでおおいに語り合う・・・。
地元の人と一緒に時間を過ごしたおかげで、単なる外から眺める観光の一人旅
では味わえないいろいろな体験ができました。また、そんなふうに時間を過ご
せるように、相手がいろいろ考えてくれているのも伝わってきました。心身と
もにたくさんの栄養をもらいました。
それは、私にとっての「ぬちぐすい」でした。
心身、特に心が喜ぶ栄養・・・。
「あぁ、これもある意味、ストロークだなぁ」と思いました。
「ありがとうねぇ」と言う私に、地元の人たちは、「お礼はしなくていい。そ
のうれしいと思う気持ちで、他の人に何かしてあげればそれでいいよ。」と言っ
てくれました。
プラスのストロークをたくさんもらってきた人は、与え方がわかるし、それを
実際に人にも与えることができるといいます。
私自身、今回の旅でもうおなかいっぱい胸いっぱいになるくらいいただき、こ
のところ疲れて自分のことだけで精一杯になりがちだった心が元気を取り戻し
ました。
旅先でうけたストロークのパワーを、私も自分の周りの人の心が喜び元気にな
るように与えていけたらと、気持ちを新たにしました。
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