“心の教室”だより【2001年1月】
みなさん、新年あけましておめでとうございます。どんなお正月でしたか?私は、今年は帰
省せず、夫と二人の静かな正月を迎えました。例年ですと、だいたいどちらかの実家で年末年
始を過ごし、お手伝いをするのですが、今回は、大掃除も買物もおせち料理も自分が中心となっ
てやることになりました。そして、ふうふう言いながらやって、初めて、「お母さんはこれを
毎年やるなんて何てえらいんだろう」と、ありがたく思いました。その人の立場になってみな
いとわからないことってあるんですよね。
【コラム:「わたし」から「あなた」へ】 < なりたい自分になるための、お手本を探そう >
先月の「心の教室だより」に、「今年の正月には、21世紀は○○な私になりたいと、将来の
夢にむけての計画を練るつもりです」とはりきって書きました。が、冒頭にも書いたようなテ
ンテコマイ状態だったので、大計画は練ることができませんでした。
それでも、毎年恒例の、「今年の目標」だけは決めました。
(1) 時間と心の余裕を持つ / (2) 遊び心を育てる
(3) 感性を磨く / (4) つながりを深める です。
さて、問題は、それをどうやって実現していくかです。自分ができてないとか、もっとよく
したいと思っていることを目標にしたわけですから、私は「お手本」となる人を探すことにし
ました。
(1)は、物事の優先順位を決めて、テキパキと仕事をこなす、私の父。
(2)は、何歳になっても好奇心を失わない、カウンセリングの先生。
(3)は、家の中の整理整頓やインテリア、おしゃれなどが上手な友達。
(4)は、人へのお礼や気遣い、ちょっとしたコミュニケーションがとても上手な友達。
「こんな人になりたいな」「あの人みたいになりたいな」と自分の将来のイメージを描く時、
あなたの身近な人や、書物の中の偉人、様々な世界で活躍している人などの中から、具体的な
お手本となる人を探すとよいでしょう。どんな人の中にも、いいところがあります。もちろん、
あなたの中にもあります。他者のいいところを見つけて、お互いによりステキな人になってい
けるといいですね。人から「あの人みたいになりたい」と目標にされるとしたら、なおすてき
なことだと思いませんか?
新しい年のスタートに、あなたも、どんな人になりたいかイメージしてはいかがですか?
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